大船渡屋台村 天使の森

風強くて、おっかねんだけど！

有線は吉田拓郎『ともだち』

この年になって吉田拓郎の歌が心に響くんだなあ～。

話は変わって

『我が人生の証』　　　　楽人

形ある物を全て失くして
過去を辿る一枚の写真もない
脳裏に遺る記憶のみ
全てを失くして知った人々の温かさ
この町で暮らした十三年は
人生の僅か五分の一
津波に消え去った街並み
通い親しんだ喫茶店の灯り
何故この町が好きなのか

友人に誘われ
初めてこの町を訪れた日
ホテルから丘を目指して歩いた朝
小さな神社の石段を登りつめると
左手に川の流れ
前方から押し迫る山々
湾口に浮かぶ小島
キラキラと光る養殖棚の浮き球
波静かな入り江
三重の伊勢志摩に似た優しい風景
あの記憶は
今でも鮮明に残っている
この自然がある限り
人間が作り出した物は
人間の知恵と力で再生できる

日々淡々と生きれば良い
身の丈に合った力の結集が
町に転がる大岩をも動かす